エアコンルーバー(吹き出し口の羽)の掃除方法とは?ポイントも解説
エアコンルーバーとは、エアコンの吹き出し口にある羽のことを指します。実は、このルーバーの汚れが、エアコンの効きを悪くしたり、嫌な臭いを発生させたりする原因となっていることもあります。そこで本記事では、ルーバーの掃除方法や、お手入れのポイントを解説します。
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エアコンルーバーについて
そもそもエアコンルーバーという言葉をよく知らないという方も多いのではないでしょうか。まずは、ルーバーの役割について解説します。
ルーバーとは
エアコンルーバーとは、吹き出し口についている羽のような部分を指します。基本的には、風向きを調節し、室内に風を効率よく送り出すのが主な役割です。場合によっては、フラップや風向板と呼ばれることもあります。
汚れているとどうなる?
ルーバーは、室内に送り込む風が直接触れる部分です。そのため、エアコン内部で発生した水滴がつきやすく、カビが発生しやすい傾向にあります。また、ルーバーが汚れていると、そこに触れた風が直接室内に送り込まれるため、嫌な臭いや汚れが室内に広がってしまいます。
エアコンルーバーの掃除方法
ここでは、ルーバーの掃除方法を解説します。
用意するもの
まずは、以下の道具を用意してください。
- 汚れてもよい布
- きれいなタオル
- 台所用洗剤などの中性洗剤
- 使用済みの歯ブラシ
- 踏み台
また、掃除を行う前に、エアコンの下に新聞紙を広げておくことで、ほこりが散らばってしまった場合も簡単に片付けられます。
電源プラグを抜く
エアコンを運転していなくても、漏電や感電の危険はゼロではありません。ルーバーの掃除を行う前に、必ずエアコンの電源プラグを抜いてください。
汚れを拭き取る
汚れてもよい布に、中性洗剤を薄めたものを含ませ、優しく汚れをとり除きます。傷がつかないように、丁寧やわらかい布を利用するのがポイントです。ルーバーを動かしながら、さまざまな角度から掃除を行ってください。次に使用済みの歯ブラシを使って接続部などについた汚れをかき出します。
仕上げ拭きを行う
汚れを取り除いたら、きれいな乾いた布で、仕上げ拭きを行います。水分が残ってしまうと、新たにカビが発生する原因になるため注意が必要です。
乾燥させる
最後に、送風運転を10分から20分程度行ってください。そうすることで、ルーバーの内部もしっかりと乾燥させられます。また、日常的にに送風運転を行うことでカビ予防にもつながるため、こまめに行うことを心がけましょう。
エアコンルーバーを掃除する時のポイント
エアコンルーバーの掃除を行うにあたって、以下の点に注意してください。
スプレーをかけない
市販のエアコン洗浄スプレーなどは、少し利用方法を間違っただけで、故障や劣化、水漏れにつながってしまう可能性があります。ルーバーに利用するつもりでも、アルミファンや内部にスプレーがかかってしまうこともあります。クリーナーが固まって、さらに状態を悪化させてしまう可能性もあり注意が必要です。
内部の汚れが気になるときには、プロの業者によるエアコンクリーニングを利用してください。
壊れやすいので丁寧に扱う
ルーバーとモーターが連動する部分は常に動いていて、劣化しやすく壊れやすいという特徴があります。とくに、繊細な部分であるため、無理に強く引っ張ったり動かしたりせず、丁寧に扱ってください。
エアコンルーバーの掃除を行い、きれいに清潔に保とう
本記事では、エアコンルーバーのお手入れ方法と掃除を行う場合のポイントについて詳しく解説しました。エアコンルーバーは、室内に拡散させる空気が直接触れる場所なので、汚れやすい傾向にあります。こまめにお手入れを行いましょう。