エアコンの適切な掃除頻度とは?掃除方法や注意点も詳しく解説
快適な生活に欠かすことのできないエアコンですが、お手入れをついついさぼってしまっている人も多いのではないでしょうか。しかし、適切に掃除を行っていないと、効きが悪くなり光熱費がかさんだり、故障の原因にもなってしまう可能性もあり注意が必要です。そこで本記事では、エアコンの適切な掃除頻度と掃除方法を詳しく解説します。
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エアコンの掃除頻度は?
まずは、エアコンの掃除頻度の目安を解説します。
稼働時間や設置場所によって異なる目安
実は、エアコンの掃除頻度の目安は稼働時間や設置場所によって異なります。また、性能やメーカーによっても異なるため、まずはエアコンの取り扱い説明書をチェックしてみてください。
稼働時間
1日の稼働時間によって、目安となる掃除頻度が異なります。たとえば、1日中付けっぱなしにしている場合には、週に1回程度はフィルター掃除を行った方が良いでしょう。一方で、寝る時の数時間だけ利用しているという場合には、2週間に1回程度の掃除で十分です。
設置場所
エアコンの設置場所によっても目安となる掃除頻度が異なります。たとえばキッチンの近くに設置しているエアコンは、油や煙を吸い込んでしまうため、汚れが溜まりやすいです。そのため寝室やリビングにあるエアコンよりも、こまめに掃除を行う必要がありますう。
ペットの有無
ペットを飼っている場合には、フィルターが汚れやすくなります。なぜなら、ペットの毛がフィルターに付着したり、ペットが動き回ることでホコリが舞いやすくなるからです。動物臭がフィルターに移って、嫌な臭いの原因になることもあるため、十分に掃除を行ってください。
喫煙の有無
室内で喫煙する場合、エアコンのフィルターにヤニが付着するため、こまめな掃除が必要です。エアコン内部に汚れが溜まってしまうと、タバコの臭いが全体に広がる原因にもなります。
エアコンの掃除方法
ここでは、エアコンの掃除方法を解説します。
用意するもの
まずは、以下のものを用意してください。
- ハンディモップ
- 使い古した歯ブラシ
- 掃除機
- 中性洗剤
- タオル
- 安定した踏み台
- 新聞紙などの古紙
フィルターの掃除
まずは、フィルターの掃除から行います。エアコンの電源を抜いて、本体にたまったほこりをハンディモップで取り除いてください。次に、フロントパネルを開けて、フィルターに付着した汚れを掃除機で吸い取ります。
大きなゴミを掃除機で取り除いたら、フィルターを取り外して、さらにフィルターの外側の面に掃除機をあててゴミを取り除きます。この際、新聞紙の上で作業を行うことで、床を汚すことなく掃除を行えます。
次に、内側の面にシャワーをあてて、水洗いを行います。汚れが残っている場合には、薄めた中性洗剤を少しだけかけ、歯ブラシで優しくこすって汚れを取り除きましょう。最後にタオルを使ってしっかりと水気を取り除き、完全に乾燥させます。
吹き出し口と本体の掃除
フィルターを乾燥させている間に、吹き出し口と本体の掃除を行います。フィルターを取り除いた状態で、ハンディモップを使ってエアコン内部をさっと軽く掃除します。次にタオルを濡らしてしっかりと絞ったら、エアコンの本体や、吹き出し口などのプラスチックの部分を拭きあげてください。
内部に水がかかったり、洗剤を使ったりすると故障の原因にもなるため、あくまでもプラスチックの表面のみの掃除にとどめてください。
エアコンの掃除頻度は、利用状況に合わせて決めよう
今回は、エアコンの適切な掃除頻度と掃除方法について解説しました。適切な掃除頻度は、エアコンの利用状況や設置環境によって大きく異なります。利用時間や、設置している部屋の環境、ペット・喫煙の有無などを総合的に考慮した上で、掃除を行ってください。